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心の回診

第一五四回

まんまる新聞読者の皆さん、お元気ですか?私はようやく元気になりました。実は、持病の胃の痛みでパウロ病院に一泊入院しましたが、胃の痛みから解放されて、心の回診の原稿を書かなければ…と気にする事ができるまでに回復して、元気になりました。
実は私には、「胃ねん転」と言うやっかいな持病があります。その痛みは、胃袋を雑巾のように力いっぱい絞り上げるような、切なく、辛い痛みです。幸いな事に、パウロ病院には、私の胃を正常な位置に戻してくれるドクターがいます。今回はYドクターが私の胃を正常な位置に戻してくれました。 辛い痛みから解放されて、目の前が明るくなり、心がパッ!!と晴れました。人は、ほんの小さな痛みにも弱いものです。
楽になった私は、パウロ病院の病棟を回って歩きました。どの患者さんも素敵な患者さんばかりです。「会長さん、ありがとう」と両手を合せて下さる方もいます。「私の方こそ有難う」と、患者さんの手をそっと、痛くないように握ります。
午後からの院内行事は、恒例の年間行事「パウロ歌合戦」でした。審査委員長の私は、瀬川瑛子に変身する筈でしたが、まわりの心優しいスタッフが「胃が正常でないのに、“瀬川瑛子”になるなど、もってのほか!!」と部屋に拘束されてしまいました。
神様が突然与えて下さった、この有り難いフリーの時間を、心の回診の原稿を書かせて頂く時間にしようと思いました。しかし、そうはうまく行きません。
珍しく部屋の戸口前に、私の院内シューズがあると言うことは、中山が珍しく部屋にいると言うこと、トントン!トントン!とドアがノックされて、施設の入居者さんが、患者さんの家族の方が、「今日は会長さん珍しくパウロに一日いるんだね!!」と顔を見せてくれました。
一番嬉しかった事は、7月10日、私の誕生日に、グループホーム夏桜から誕生会に招待されたこと…。とっても幸せな時間でした。