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エッセイ心の回診〜また明日ね〜


第八十一回 (2007年6月)

 まんまる新聞は、江別市・厚別のほぼ全域に10万418部無料配達せれているのだそうだ。私の心の回診は小さな羽をつけて見知らぬお宅へ飛んで行く・・・これはすごい事。どうりで、人生相談、それも老後の行く末の相談を受ける事が多くなった。

  先日、五月のピーカン!の青空の下で、厚別万年青(おもと)会の例会が栗の木公園で行われ、私と事務長は一升瓶をぶら下げて仲間に入れて頂いた。青いビニールシートに町内の方たちと車座になって、ほど良く漬かった手作りの新漬、お寿司にべこ餅を食べながら笑い声が弾け飛ぶ。勤務中にもかかわらず紙コップに注がれた昼間のお酒が効いて、私は笑いが止まらなくなってしまった。

  パウロ病院は、小野幌と呼ばれていたこの地に昭和57年に産声を上げた。住宅が1軒2軒と建ち始めて、地下鉄が開通され、札幌の副都心と呼ばれる程開けていった。

  織田信長は人生50年と謡ったが、今や人生100才、120才も夢ではない。人間が生まれて死ぬまでの成長の段階は、幼年期、少年期、青年期、壮年期、中年期、老年期の6つに分けられる。60才は還暦のお祝いと赤いちゃんちゃんこを贈られたりするが、とんでもない、60才は人生のハーフタイム、人生の折り返し地点ではないか。やっと手に入れた自由な時間をどう有効に使うか・・・。

  地域に密着し、地域の中核病院として信頼を寄せて頂いている分、その信頼に応えなければならないと、心地よい酔いの中で肝に銘じた。

  実は万年青会の皆さんは芸達者が多い。毎年、敬老の日にご招待して頂くが、歌あり舞踊あり劇あり、素人芸を越えてプロ級の芸だ。

  でも、パウロ病院だって負けませんよ。だって、パウロ劇団があるのですもの。今度対決しようと青空の下で約束した。さあ、勝気の虫が動き始めた。秘策ありヒミツ。

(医療法人中山会新札幌パウロ病院会長)
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